2009.12.13 Sunday
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暗殺についての孫文の考え方は、はっきりしている。勿体ない、のである。
革命派の貴重な人材が、決死的暗殺によって失われるのは、惜しんでもあまりあることであった。
――たとえば一人の満清の巡撫(じゅんぶ・省長)を必殺の覚悟で殺し、自分もたおれたとしよう。相手はもう一人の新しい巡撫を任命するだけではないか。わたしたちの同志の命は、そんなに安っぽいものではない。だから言うのだ、勿体ない、と。
これは孫文がよく言ったことである。
【ブリュッセル=尾関航也】ベルギー北部フランドル(英名フランダース)地方在住のベルギー人映画監督が、クリスマスにちなんだ悲運の物語として日本で知られる「フランダースの犬」を“検証”するドキュメンタリー映画を作成した。
物語の主人公ネロと忠犬パトラッシュが、クリスマスイブの夜に力尽きたアントワープの大聖堂で、27日に上映される。映画のタイトルは「パトラッシュ」で、監督はディディエ・ボルカールトさん(36)。制作のきっかけは、大聖堂でルーベンスの絵を見上げ、涙を流す日本人の姿を見たことだったという。
物語では、画家を夢見る少年ネロが、放火のぬれぎぬを着せられて、村を追われ、吹雪の中をさまよった揚げ句、一度見たかったこの絵を目にする。そして誰を恨むこともなく、忠犬とともに天に召される。原作は英国人作家ウィーダが1870年代に書いたが、欧州では、物語は「負け犬の死」(ボルカールトさん)としか映らず、評価されることはなかった。米国では過去に5回映画化されているが、いずれもハッピーエンドに書き換えられた。悲しい結末の原作が、なぜ日本でのみ共感を集めたのかは、長く謎とされてきた。ボルカールトさんらは、3年をかけて謎の解明を試みた。資料発掘や、世界6か国での計100人を超えるインタビューで、浮かび上がったのは、日本人の心に潜む「滅びの美学」だった。
プロデューサーのアン・バンディーンデレンさん(36)は「日本人は、信義や友情のために敗北や挫折を受け入れることに、ある種の崇高さを見いだす。」ネロの死に方は、まさに日本人の価値観を体現するものと結論づけた。
上映時間は1時間25分。使用言語は主にオランダ語で、日英の字幕付きDVDが今月からインターネットなどで販売されている。
(2007年12月25日11時39分 読売新聞)
この日のあることは、秋瑾も覚悟していた。夏休みで学堂にいる生徒は少なかった。彼女は徐錫麟のように学生を兵士にすることはなかった。全員を裏口から退出させた。
――師母(せんせい)も一緒にいきましょう。
と、生徒は誘ったが、秋瑾は笑って首を振った。じつは昨日も同志の王金発が来て、大事は去ったから、と脱出をすすめた。そのときも彼女は首を横に振ったのである。
――この足では皆様について行けませんわ。
と言って、自分の纏足をかくした靴を、何度か踏んで笑った。
彼女はもはや何も思い残すことはなかった。彼女は数日前、湖南湘潭(しょうたん)の王家に行ってきた。離婚した夫の王廷鈞(おうていきん)は北京にいるが、湖南の家には彼女の生んだ、十一才になる息子の沅徳(げんとく)と七歳の娘の■芝(せんし)がいたのである。二人の子に会えて彼女は満足だった。
秋瑾は七月十四日に逮捕され、臥龍山(がりゅうさん)の女子監獄に収容され、翌朝早く軒亭口(けんていこう)で斬首の刑に処せられた。
中国人が一番嫌いな隣国は韓国!?という、私なんかにはとても書けない立派な記事を書かれていましたので、かってながらその記事を全文引用しながら、私の意見をつけくわえていきたいと思います。
「国際先駆導報」の世論調査と、私の実感
趙 秋瑾(2007-12-13)
中国国営の新華社通信が発行する「国際先駆導報」(12月10日付)に掲載された世論調査で「近隣諸国の中で中国人が最も嫌いな国は、日本ではなく、韓国だ」ということが明らかになった。この調査は中国内で、過去4カ月間、1万2000人を対象に行われたものだという。
調査の内容、および回答
調査はインターネットを通じて行われ、質問は以下の8項目だった。
(A)以下の、中国の隣国の中でどの国へ行ったことがありますか?
北朝鮮、ロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、蒙古、アフガニスタン、パキスタン、インド、ネパール、ブータン、ミャンマー、ラオス、ベトナム、日本、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、インドネシア、韓国、1つもない
【回答】
(1)1つもない 34.2%
(2)マレーシア 10.4%
(3)日本 7.3%
(B)旅行の目的は何でしたか?
出張、観光、所属団体から派遣、その他(た)
【回答】
(1)観光 69.4%
(2)その他 25.9%
(3)出張 3.3%
(C)質問Aで挙げた20カ国中、あなたが最も好きな国を1つ挙げてください。
【回答】
(1)パキスタン 28.0%
(2)ロシア 15.1%
(3)日本 13.2%
なぜ、中国人はパキスタンが好きなのか?
今回の調査で面白いのは、好きな国がパキスタンという答えだろう。中国は歴史的にインドとは国境紛争を抱えてきた。パキスタンは「敵の敵」として、いつも中国の主張を支持してきた経緯がある。しかし、これは外交政策に関することであって、1人ひとりの感覚とはまったく異なる。
パキスタンと回答した人が多いのは、新華社の調査ということもあり、「政府の公式見解を繰り返しておけば安全だ」という事なかれ主義や政府関係者が調査対象に数多く含まれていたことを示すような気がする。北京にはパキスタン人はごくわずかしかいないし、私自身も「色が黒い」という以外に何の知識もない。感覚的な好き嫌いとはまったく違った次元で回答した人が多かったとしか言いようがない。
(D)質問Aで挙げた20カ国中、あなたが最も嫌いな国を1つ挙げてください。
【回答】
(1)韓国 40.1%
(2)日本 30.2%
(3)インドネシア 18.8%
一方、嫌いな国の筆頭が韓国というのは実感としてよくわかる。
北京には10万人を超える韓国人が住んでおり(日本人は2万人ぐらい)、特に空港に近い望京という広い地区では店の看板もハングルで書かれているほど韓国人が多い。また、大学の外国人留学生も圧倒的に韓国人が多く、北京大学などのある五道口では、韓国人留学生同士のケンカもしじゅう見かける。
韓国人は中国人に対して相当傲慢(ごうまん)に見えるし、常に自分が優位であることを見せびらかしているように見受けられる。タクシーの運転手やレストランの服務員に対しても見下している感じだ。また、韓国のビジネスマンや留学生が酒をむやみにたくさん飲み、暴力沙汰(ざた)になることが多いのも周知の事実だ。
日本については、ひと言で言えば、好きのほうは感覚的。嫌いのほうは公式見解に近いような気がする。日本人は韓国人と比べて、はるかにモノ静かだ。日本料理店などで見ていても韓国人のように暴れたり騒いだりはしないし、しじゅう「謝謝(シェシェ)」と言う。
また、日本のアニメがとても人気があるのも、好きな国の3番目に挙げられた理由だろう。その反面、日本人と接触の少ない人ほど「嫌い」に投票した人が多いのではないだろうか。
いずれにせよ、好き・嫌いの両方で3位以内に顔を出す日本が、中国にとって大変重要な国であることは間違いない。
(E)隣国の情報をどのように得ていますか?
書籍、新聞、テレビ、ラジオ、インターネット、友人や同窓生の紹介、その他
【回答】
(1)インターネット 65.3%
(2)書籍、新聞、テレビ、ラジオ 26.0%
また、国際先駆導報の記事では、「現代の国際社会の中では中国人が自分中心ではいられなくなり、隣国に対してもっと関心を持つことがまさに必要な時だ」という被調査者の意見を紹介していた。
(F)中国周辺の状況は安定していると思いますか?
中国の周辺は安定している、まだ警戒する必要がある、わからない
【回答】
(1)まだ警戒する必要がある 88.7%
(2)わからない 6.2%
(3)中国の周辺は安定している 5.0%
(G)中国周辺が安定していないと思う方、一番心配なことは何ですか?
領土紛争、歴史問題、文化の衝突、外部勢力による攪乱(かくらん)、その他
【回答】
(1)領土紛争 33.9%
(2)外部勢力による撹乱 30.8%
(3)歴史問題 11.9%
また、「90%近くの人が中国を取り巻く状況を警戒すべきだと見ている」ことについては、「居安思危(安に居て危を思う)ということは理解できるが、インド以外とは国境問題も大体は安定している。今はもっと隣国を理解し協力を進めるべきだ」との識者のコメントを載せている。
(H)もし隣国が取り換えられるなら、どの国が隣国であってほしいと思いますか?
スイス、デンマーク、オランダ、アメリカ、カナダ、その他
【回答】
(1)スイス 43.4%
(2)アメリカ 22.3%
(3)カナダ 3.7%
「歴史認識」や「靖国問題」など、日本に対して過剰な反応を示す中国人。それらは中国政府による反日教育の賜物であるとみなされてきた。
しかし、市場経済化が進んだ中国社会の底辺では、まったく違う動きが発生している。日本の「モノ」や「生活」に憧れ、村上春樹小説がベストセラーとなり、漫画、ゲーム、音楽からファッションまで「日本ブーム」が起きているのだ。
本書は日中交流の歴史や各種統計データをふまえて、中国人の日本観に潜む愛憎二重性の形成要因を探り、真の日中友好のあり方を問う。
第1章 若者の原風景・生活の中の日本(親の時代精神を知らない新世代;都市に誕生した「小資」階級 ほか)
第2章 経済事情が変容し、留学が再ブームとなる(「社会主義市場経済体制」の発動;ローンで住宅とマイカーを ほか)
第3章 日本観における二重性の形成要因を探る(歴史観の違い;歴史認識という方法論 ほか)
第4章 若い世代に広がる二重性の日本観(見慣れぬ異邦人;テレサ・テンの歌が愛唱歌になった ほか)
(抜粋)
韓国の金卿文監督は「(国際野球連盟=IBAF=の)ルールは破っていない。いいとは思わないが、今回のルールでは、うそのリストを作ることもできる」と釈明。
これに対し、星野監督は「監督会議で紳士協定を結んだ。ルールブックにはないことだが、非常に疑問だ」と静かな口調ながら怒りをあらわにした。
(抜粋)
果たしてこれは「先発オーダー偽装」という問題になるのだろうか。
だが、あらかじめ提出したオーダー表は記録や電光掲示板での作業に便宜を図るためのものだ。やむを得ない事情があれば、最終的なオーダー表交換前までに変更できる。
従って、韓国代表チームのオーダー変更には問題がなかった。星野監督の不満は、規定をよく知らなかったためのものだった。
(産経新聞ソウル支局長の)黒田氏も指摘するように、韓国のメディアはいまだ「反日」をあおるし、また日本のメディアも韓国の「反日」に飛びつく。とありましたが、これもそのたぐいの記事なのかしら…… とおもいました。
(抜粋)
IBAFのオスター・マイヤー事務局長は「日本を全面支持する」と話し、年明けにもルール改正に着手することを明言した。
変更問題については、韓国メディアはそろってルール上問題がなかったと報じた。朝鮮日報は「先発変更への不満は日本の無知」という“刺激的”な見出しをつけ、中央日報も「多くの大会ではこうした偽装が“合法”で通っていた」と報じた。韓国は04年W杯(台湾)でも同様の変更を行ったことがあった。
(抜粋) ◆失ったもの
まずは何よりも日本戦での偽装オーダー問題。日本が勝ったため単なるハプニングとして片付けることができたが、もし日本が負けていたら、韓日野球の友好関係を破壊する大問題に発展していた。
韓国側は「ルール上の行為」と主張するが、「アマチュア野球の慣例を無視した非紳士行為」との日本側の批判に、これといって反論が見つからない。「マナーのないチーム」というレッテルを貼られてもおかしくない行為だった。良い試合をしたにもかかわらず、後味の悪さを残した。