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write王 俊英
曹操の 「却東西門行」
 Mステ初出演の alan さん、とってもキレイでしたね ぴかぴか

 alan さんが主題歌を歌ってる映画 「映画 レッドクリフ」 では魏の曹操は敵役でしたが、日本では曹操の評価が意外と高いようにおもいます。 たぶん中華圏よりも日本における評価のほうが高いし、好感度も高いようにおもえます。

 作家の陳舜臣先生も、曹操のことを 『三国志』 の英雄のなかでは、もっとも奥行きの深い人物のようにおもえます、と述べられています。

 さらには、
 曹操はただの武将ではありません。 当代でもおそらく随一の詩人でもありました。 中原の健児を率いて、赤壁で挫折しましたが、彼は兵士の苦労を知らぬ、ふつうの貴族将軍ではありませんでした。 宦官の孫という彼の境遇が、精神の屈折をもたらし、ゆたかな詩情を生んだようにおもわれます。
 「却東西門行」(きゃくとうさいもんこう)と題する彼の詩を、吉川幸次郎はつぎのように読みくだしています。
( 陳舜臣 『 中国の歴史 5 』 平凡社 229ページ )
 とも記されています。 

 それでは 「却東西門行」(きゃくとうさいもんこう)と題する曹操の詩と吉川幸次郎先生の読みくだし文をご紹介します さくらんぼ
ギザギザ
 鴻雁出塞北   鴻雁(こうがん)は 塞(さい)の北にぞ出(う)まる
 乃在無人郷   乃(これ)ぞ 人無き郷(くに)なるなり

 挙翅万余里   翅(はね)を 万里の余(かなた)に挙げ
 行止自成行   行くも止(とど)まるも 自(おの)ずと行(つらなり)を成す

 冬節食南稲   冬の節(とき)には 南の稲を食い
 春日復北翔   春の日には 復(ま)た北に翔(は)せゆく


 田中有転蓬   田の中に 転(まろ)ぶ蓬(よもぎ)有り
 随風遠飄揚   風に随いて 遠く飄(ただよ)い揚(あ)がり

 長與故根絶   長く 故(もと)の根と絶(わか)れ
 万歳不相当   万の歳までも 相ひ当(あ)わず


 奈何此征夫   奈何(いかん)ぞや 此の征夫(いくさびと)も
 安得去四方   安(なに)ゆえに 四方に去(ゆ)くことを得(さだめ)とはする

 戎馬不解鞍   戎(いくさ)の馬は 鞍を解かず
 鎧甲不離傍   鎧(よろい)と甲(かぶと)とは 傍を離れず

 冉冉老将至   冉冉(ぜんぜん)として 老いは将に至らんとす
 何時反故郷   何(いずれ)の時にか 故郷に反(かえ)らん


 神龍蔵深泉   神龍は 深き泉に蔵(ひそ)み
 猛獣歩高岡   猛獣は 高き岡に歩み

 狐死帰首丘   狐は死すときに帰りて 丘に首(まくら)すとかや
 故郷安可忘   故郷の安(な)んぞ忘る可き
くるりん

 陳舜臣先生は、「これはまさしく兵士の悲しみの歌であり、将軍のそれではありません」と書かれていました。

 私はこの詩が好きです。 
 出たしの句、「鴻雁出塞北、乃在無人郷。 挙翅万余里、行止自成行」
 こうがんは  さいの北にぞ うまる、これぞ人無き くになるなり。
 はねを万里のかなたに挙げ、行くもとどまるも おのずとつらなりを成す。

 の部分を黙読しても、声に出して詠んでも、映画の 「映画 レッドクリフ」 に登場する白い鳩が空を飛んでいるシーンを想いだしてしまいます 鳥
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Comment
kei : 
2009/05/06 9:13 PM 
 そうですね、曹操は中国文学史上に残る大詩人であるというのは、漢詩をやる人の常識ですよね。
 三国演義での悪役曹操のイメージしか持たない人には言っても仕方ありませんが。

 私は曹操の数多い詩の中でも

 老驥伏櫪 志在千里
 烈士暮年 壮心不巳

 この詩が好きです。

 人生のはかなさを理解し、その中で自分の命を燃やし尽くすことに価値をおいた偉大な芸術家曹操。
 彼には魅了されますね。

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王俊英 : 
2009/05/06 10:02 PM 
kei さん こんにちは♪
曹操の英雄的な心の昂ぶりを歌った詩もまたいいですね。

♪幸甚至哉♪ (幸は甚だ至れる哉)
♪歌以詠志♪ (歌いて以て志を詠(うた)わん)

コメントありがとうございました☆

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