<< ゲーテッド・コミュニティ 福建土樓 | main | 北朝鮮のミサイルとジンバブエのコレラ >>
writeスポンサードリンク
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

TOPへ
応援! ブログ村ランキング | - | - | -
write王 俊英
儒教と自殺について
1 URL 08年の自殺者、11年連続で3万人超 警察庁まとめ (2009.04.02日経ネット)
 昨年1年間に国内で自殺した人は3万2249人に上り、1998年以降、11年連続で3万人を上回ったことが2日、警察庁のまとめで分かった。
 昨年の男性の自殺者は前年比2.8%減の2万2831人、女性は同2.0%減の9418人。 (11:59)

 男性:女性=22,831人:9,418人
       ≒2.4:1 どんっ 

 このニュースを正面から取り上げるのは荷が重いのでそれはスルーして、前に触れたことのあるこのことについて書きますね。
URL 2009.03.28 Saturday 21:22 イスラム教と自爆テロ

 ウィキペディアの記事 [URL 自殺] に 「キリスト教およびイスラーム、儒教では、自殺は宗教的に禁止されている」 という記述がありましたが、儒教に関してはこの記述は51%以上間違いだとおもいます。

 儒教は宗教ではないし、儒教が自殺を禁じてるというのは初めて聞きました
 このことはまた別の機会に書いてみたいとおもいます。


2 「儒教」 は宗教か おや?
 世界史の教科書や年表などには、「BC136 漢の武帝は五経博士をおき儒教の国教化を図る」 などと書かれてることが多いので紛らわしいのですが、この場合の「国教化」とは儒学を学んだ者のなかから官吏を選ぶようにしたという意味あいだと聞きました。 ですから、ローマ帝国のテオドシウス帝がキリスト教を国教化したのとは意味合いが異なると考えたほうがよいとおもいます。

 実際、欧米や日本の学者で 「儒教」 を宗教に分類する人というのは、かなり珍しい存在ではないのかしらとおもいます。 学問上、「儒教」 は「 思想」 や 「倫理」 に分類されるのが一般的だとおもいます。。。

 宗教を否定する中国共産党も 「孔子学院」 を全世界に作っていますから、儒教を宗教だとは考えていないのだとおもいます どんっ

 でも、まあ、、こんな 「分類」 のことなんて、どうでもいいお話ですよね たらーっ


3 儒教は自殺を禁じているのか おや?
 ウィキペディアの記事を書かれた方が、何を論拠に「儒教が自殺を禁じてる」と書かれたのかがよく分かりません。
 もしかしたら、これかしら。。。
[開宗明義章第一]
身體髮膚、受之父母。 不敢毀傷、孝之始也。 立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。

身体髪膚(しんたいはっぷ)、之を父母に受く。 敢えて毀傷(きしょう)せざるは、孝の始めなり。 身を立て道を行い、名を後世に揚げ、以って父母を顕わすは、孝の終わりなり。

 ちょっと違うような気がしますが、よく分かりません。。。 ひやひや

 私の尊敬する作家、陳舜臣先生の著書で、「儒教は自殺を禁じてる」 という文章を読んだことがありません。 その逆の文章でしたら、何度も読んだことがあります。 

 たとえば、『本 日本人と中国人』 (集英社文庫) のなかでも、このように記されています。
第七章 "人間くささ"と "ほどのよさ"――自殺ひとつとっても、これだけのちがいが……
<185ページ> 「自殺の作法」
 自殺が"形式"である点で日本と中国は同じ

 神の支配する世界では、自殺は許されない。 生命は神から授かったものであり、人間が勝手に左右してはならない。 しかし、中国でも日本でも、ゴッドは存在しない以上、人間が自分のことを自分で処理するのは、とうぜんのことだった。

 神々が人間に似ていた古代ギリシャでは、自殺は肯定された。 人間の力が偉大にみえたローマの黄金時代でもそうである。 ローマ法は自殺を容認するばかりか、賛美さえする。
 だが、キリスト教の神が支配してからのヨーロッパでは、人間の生命はすべて神に帰せられた。 トマス・アクィナスの自殺犯罪説は、ヨーロッパの人間主義にトドメを刺したといえよう。

 中国でも漢代――儒教の国教化の時代以降、罪をえた高官の自殺はかぞえきれない。一種の形式になってしまった。
 ここでいう 「ゴッド」 とはキリスト教やイスラム教の 「絶対神」 のことですね。
 中国には 「」 という概念がありますが、「」 は絶対神とは別物みたいです。 
 陳舜臣先生は 「」 について、次のように書かれています。
 司馬遷は、「伯夷(はくい)列伝」のなかで、「天道、是か非か」と記した。 善人をかならずしも助けない天道を非難したのだ。 人間に非難されるような天道とは、もとより神の摂理であるはずがない。 それは、きびしくつめたい現実をさすのである。 (『覚悟の死』)



[過去の関連記事]
URL 2007.11.03 Saturday 女性の自殺率
TOPへ
応援! ブログ村ランキング | 中国・台湾 | comments(2) | -
writeスポンサードリンク
スポンサーサイト
TOPへ
応援! ブログ村ランキング | - | - | -

Comment
yamato-z : 
2009/04/07 6:26 PM 
中国の自殺者は日本より多いね。。
昨年の世界同時不況で中国も倒産や失業で自殺者が増加....


>だが、キリスト教の神が支配してからのヨーロッパでは、人間の生命はすべて神に帰せられた。 

本の作者は聖書を読んだことのある人?


>ここでいう 「ゴッド」 とはキリスト教やイスラム教の 「絶対神」 のことですね。

ゴッドは万物の創造主でもあり。。

宗教によって、天国の世界のイメージが違うとか。。

TOPへ
王俊英 : 
2009/04/09 9:13 PM 
yamato-z さん こんにちは。
作家の陳舜臣先生が「聖書」を読まれたかどうかまでは存じませんが、クリスチャンの孫文先生を主人公にした作品も書かれていますので、キリスト教に関する知識は持っていたとおもいます。

TOPへ
It comments.









S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>

Selected Entry
Recent Comment
Categories
Archives
Links
qrcode
↑ケータイで読む↑